専門科目の学修/カテゴリー制

音楽文化学科

  • 作曲研究、デジタル鍵盤楽器奏法研究は、学生一人ひとりが自分の実力や力量に応じて段階的な成長を目指していく「カテゴリー制」によって学修が進められます。
  • 基礎的な段階であるCカテゴリーから高度なSカテゴリーまで、さまざまなカテゴリー段階が設定されています。
  • 入学試験の成績に従ってのカテゴリー判定ではありません。学生は指導教員と相談のうえ、学修をどのカテゴリーから始めるかを決めます。
  • カテゴリーの選択は学年とかかわりなく行えます。また上位のカテゴリーをめざす過程において、同じカテゴリーの試験を繰り返して受けることも可能です。
  • 上級カテゴリーにおいて優秀な成績を修めた学生には、学費の減免をはじめ、大学院の授業や特別授業が履修できるといった奨学制度が適用されます。
カテゴリー学修目標学期末試験の内容
S 専門的な深い知識や高い技術に基づく、質の高い創作、演奏を行う。 作曲研究:管弦楽曲などの作品提出および口頭試問。
デジタル鍵盤楽器奏法研究:プログラム演奏(30分~40分)・即興演奏(5分以内)
A 専門的な知識や技術を修得し、創作や演奏を行う。 作曲研究:管弦楽曲などの作品提出。
デジタル鍵盤楽器奏法研究:自編曲・自作曲・即興演奏など
B 標準的な知識や技術を修得し、創作や演奏を行う。 作曲研究:室内楽曲などの作品提出。
デジタル鍵盤楽器奏法研究:自由曲・即興演奏など
C 基礎的な知識や技術を修得し、創作や演奏を行う。 作曲研究:小規模な作品の提出。
デジタル鍵盤楽器奏法研究:自由曲演奏など

演奏学科

一人ひとりの学生が自分の力量にふさわしい目標をもって学び進めることができるよう、本学では「カテゴリー制」を採用しています。この制度での「カテゴリー」とは、基礎的な段階からプロフェッショナルな段階までの、さまざまな「学修段階」のことを指し、専攻ごとのシステムに沿って、DからSまで各自の進度に合わせて学んでいくことができます。もちろん、もう少し今の勉強を掘りさげていきたいと思えば、同じカテゴリーの試験を繰り返して受けることもできます。

カテゴリー学修目標学期末試験の内容
S 演奏家として活躍していくための深い教養を身につけ、精進し続けることのできる力を養う。 1時間程度のプログラム(技術課題がある場合にはそれを含む)の演奏。なお、広範な時代様式にわたる作品を含むことが望ましい。
A 音楽的に高度な達成をめざす。 30分程度のプログラム(技術課題がある場合にはそれを含む)の演奏。
B 総合的な演奏表現を修得する。 技術課題および10分程度の楽曲(複数でもよい)の演奏。
C 確実な技術の裏付けをもって表現力を修得する。 基本的な技術課題および楽曲の演奏。(7分程度)
D 基礎力をしっかり身につける。 基礎的な技術課題または楽曲の演奏。あるいは双方の演奏。(5分程度)
  1. ※専攻ごとに特色あるカテゴリー運用を行います。
  2. ※学部の卒業にあたっては、B以上のカテゴリーに達している必要があります。
  3. ※Aカテゴリー以上の試験で優秀な成績を修めた学生には、大学院の授業や特別授業を履修することができるなどの奨学制度が適用されます。