教員紹介

写真:細川 俊夫
細川 俊夫
HOSOKAWA Toshio
Photo: Schott Promotion / Christopher Peter
職名 客員教授
担当 作曲
プロフィール

1955年広島生まれ。1976年から10年間ドイツ留学。ベルリン芸術大学でユン・イサンに、フライブルク音楽大学でクラウス・フーバーに作曲を師事。
1980年、ダルムシュタット国際現代音楽夏期講習に初めて参加、作品を発表する。以降、ヨーロッパと日本を中心に、作曲活動を展開。日本を代表する作曲家として、欧米の主要なオーケストラ、音楽祭、オペラ劇場等から次々と委嘱を受け、国際的に高い評価を得ている。
2004年のエクサンプロヴァンス音楽祭の委嘱による2作目のオペラ《班女》(演出=アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル)、2005年のザルツブルク音楽祭委嘱のオーケストラ作品《循環する海》(ウィーンフィル)、第5回ロシュ・コミッション(2008年)受賞による委嘱作品(ルツェルン音楽祭、カーネギーホール等の共同委嘱)である2010年世界初演のオーケストラのための《夢を織る》(クリーヴランド管弦楽団)、2011年のモネ劇場の委嘱によるオペラ《松風》(演出=サシャ・ヴァルツ)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とバービカン・センター他の共同委嘱による《ホルン協奏曲 -開花の時-》といった作品は、大野和士、ヴァレリー・ゲルギエフ、フランツ・ウェルザー=メスト、サイモン・ラトルなど、世界一流の指揮者たちによって初演され、その多くはすでにそれぞれのジャンルにおけるレパートリーとして演奏され続けている。
2001年にドイツ・ベルリンの芸術アカデミー会員に選ばれる。東京交響楽団1998-2007、ベルリンドイツ交響楽団2006/2007シーズン、および西ドイツ放送局合唱団2006-2008シーズンのコンポーザー・イン・レジデンスを歴任。2006/2007年および2008/2009年、ベルリン高等研究所からフェロー(特別研究員)として招待され、ベルリンに滞在した。現在、武生国際音楽祭音楽アドヴァイザー、東京音楽大学およびエリザベト音楽大学客員教授。