2019年度後期発表会

          

2019年度後期発表会

2020年3月21日(土)スプリングフェスティバル「子どものためのみんなで楽しむ音楽会」が中止されたため、この日演奏するはずだった演目をレッスン時間にセシリアホールで保護者の前で発表しました。

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「新型コロナウイルスのためのイベント自粛」 ピアノ 仲西富弥香
 「スプリングフェスティバル中止の決定」お知らせを読んだのは、会議の休憩でした。その会議はとても集中していたし、長時間だったため、頭が疲れていました。だから、はじめに読んでも、心が受け入れなかったです。休憩後に先生に尋ねその事実と理由も聞き、やっと頭が受け入れたのでした。
 今までレッスン中に、本番で使用するセシリアホールを借りて、いかにお客様へ「言葉を伝える」ということをしてきたことや、衣装合わせをした直後、その他書ききれないほどいろいろなことが頭に巡りました。かなりへこみました。
 翌日朝、団員から「ツイッターでスプリングフェスティバル中止のお知らせを読みましたが本当ですか?」と連絡が来た時、とうとうその日が。団員にはやく伝えなければいけない!と私達講師は思いました。その週は、いろいろなことを決めるためにかなりばたばたしました。
 中止になったため、最後のレッスンをどの場所でするか、意見が分かれました。 しかし、園長先生、副園長先生からありがたくも、「後期最後のレッスン日に、大きくて広いステージに上がる経験をしてほしい」と私達のために「セシリアホール」を提供していただきました。大変感謝しています。
 当日は、「団員たちに本番の雰囲気を味わってほしい」と看板を作成していただいたり、暖房も入れてくださったり、衣装を着替えるための部屋を貸してくださったり大学のたくさんのスタッフの方にも感謝しています。
 同時に衣装のアイディア、細やかな配慮、団員の健康管理と心の支えをしてくださる保護者の皆様にも、感謝しています。

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今年は女声(児童)のための合唱組曲 「キュイジーヌ」 作詞 伊藤千鶴 作曲 吉岡弘行 を歌いました。

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「スパゲッティ ペスカトーレ」はピアノ伴奏のメロディーと歌のメロディーが違うので音程をきれいに歌うことは苦労しました。うまく出来たときはみんなで「綺麗だね」「メロドラマみたいなメロディーだね」と言っていました。ソプラノパートの団員は「オブリガード」(メロディ・パートをより引き立たせるために、同時に演奏される別のメロディ)も挑戦しました。

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「インド風チキンカレー」は、ジプシーの音階が使われており、それをみんなで味わい楽しみました。最後2点a音(高いラの音)がボカリーズ(母音で歌う)で出てきます。はじめ私達はこの音が高すぎて出ないなら、全員1オクターブ下げて歌おうと話していたのですが、とても綺麗な声で毎回のレッスン100%出していました。しかも高い声を出して楽しんでいるようにみえました。
香辛料の名前を何度もセシリアホール客席まで言葉をとばす練習をしました。同時にイメージしやすいように実際にその香辛料を匂って体験もしました。長い間奏で振り付けもしました。

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「オムレツ」は、テンポがよくかわるので、指揮者をみないとうまく呼吸が合わなくなり、何度も失敗を繰り返しながら練習しました。優しい曲の雰囲気を作りながら同時に子音をとばすことでレベルアップをしていきました。個人的には、おふくろさん割烹着しかイメージがわかなかったのに、保護者の皆様のアイディアで想像以上の素敵な衣装を着ています。

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「大阪風お好み焼き」では、歌う前の台詞を大阪弁にしました。私達がテレビで見た適当なイメージで最初適当に台詞を作っていましたが、私の関西の友人に、台本を見せるとその適当なイメージとは違うセリフだったのです。でも友人から、「言葉だけでなくイントネーションがかなり重要」と言われ、困った私たちは関西出身のお母さまにレッスン時間に来ていただきレクチャーして頂きました。団員はそのようなイントネーションでしゃべったこともないのではじめうまくできませんでしたが優しく指導してくださいました。本番では、客席からくすくすと笑いが出ていました。大成功です。

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歌は、シンコペーション(本来の拍の強弱が入れ替わったもの)が多く、不慣れな団員にはテンポキープで歌うことに少し苦労しました。言葉も大変多く「次は何の材料を入れるのだったけ?」と歌詞を覚えることも苦労しました。
発表会終了後は茶話会が行われました。

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後期頑張って出席した皆勤賞を表彰式がありました。

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健康で土日週末休まず来れることはすごいことです。

清水莉咲子  廿日市西高校3年
プエリ カンタンテスとは
①歌う時は1人1人が大きな声で歌っていて、とても、20人弱の合唱団とは思えないくらい、もっとたくさんの人数がいるくらいのパワーがある団体だと思います。
②先生方の仲が良く、プエリの事をいつも良い方向に丁寧に考えて下さっているので、団員みんなに伝わっているものがあると思います。
③団員同士、誰かが傷ついていることなく、学年の枠を超えて仲が良い団体だと思いました。

私の夢は
 将来、音楽ができる幼稚園教諭になりたいと思っています。
 4月からエリザベト音楽大学の幼児音楽教育専修に入学します。そこで、4年間、幼児のいろいろな事(行動や音楽表現)を学び、ピアノや歌などの実技で表現力をつけていきたいと思っています。

メッセージ
①1年間、仲良くしてくれてありがとう!みんなと一緒に歌えて、とても楽しかったです!
②先生方、高2の後半の時期に私を受け入れてくださり本当にありがとうございました!オペラや交流コンサートなど、たくさんのステージを経験出来たことは私にとって宝物です。ありがとうございました。
③2020年も、いろんなステージがあると思います。みんなの元気な歌声をたくさんのお客さんに届けていってください!日程が合えばレッスンやコンサート見に行くのを楽しみにしています。

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付属音楽園・エクステンションセンター