2019年8月10日（土）11日（日）にプエリカンタンテスは初めてオペラ「パリアッチ」に参加して歌いました。
初めての出演のため、講師ははじめ長時間の稽古に耐えられるか、キャスト合唱に迷惑をかけないか、など大変心配しましたが、「楽しかったー！」と舞台から戻る姿にその心配を吹っ飛ばす笑顔で終えることができました。
皆様に感謝いたします。
6月15日（土）は、プエリカンタンテス初音楽稽古がありました。オペラ団体ではすでにこの時期、立ち稽古が始まっていたのでこの音楽稽古はとても集中して早く団体に合流しなくてはいけないという目標がありました。
合唱指導のもりてつや.先生が指導してくださいました。
「なんでこんなに練習日が多いの？」
の質問に高い入場料を払ってくるお客様の気持ちをわかりやすく教えてくださいました。
歌の指導だけでなく情景を説明してくだり、イタリア人になったらどう発音するか教えてくださいました。
最後は立ち稽古まで導いてくださりなんと充実した3時間だったことでしょう。
団員たちはいつものレッスン時間より長かったのですが、楽しくてあっという間の時間でした。
翌日6月15日（日）から立ち稽古が始まりました。
演出の先生が、団員たちの役を決めてくださいました。
「うーん、きみはパン屋の娘！」
「君は、先生の子供！」
一緒に演技をするお父さん、お母さん役と初対面です。
「なんで序曲の場面でシルヴィオが倒れているの？」
「なんで 序曲で男女が抱きしめているの？」
という自分の出ない場面の様子を、稽古合間にシルヴィオさんから優しくわかりやすく教えてもらいました。
「私達の歌のあと、カニオさんはイタリア語でなんてしゃべっているの？」
私達が対訳を説明していたのですが、興味がわいて自然と自分からオペラのあらすじを調べるようになりました。
いよいよ本番週。オーケストラ合わせがありました。
昆野智佳子先生
オケの音に圧倒された感じでしたが、しっかり歌いました。
オーケストラピットに興味津々です。
「あの楽器なあに」
場当たりでオーケストラピットは深くて落ちたら事故になることの説明を受けたり、指揮者が見える位置で歌うことのために確認という作業をします。
本番靴を履いて舞台にきました。
「トニオさん、その背中には何が入っているの？」
「触っていいよ！」
ゲネプロでは、本番と同じヘアメイク、衣装、同じ小道具を使って本番に全く同じことができるか試します。
団員が
「土曜日と日曜日と演技が違っていたよ。土曜日のこのシーンが好きだな。日曜のこの歌は魅力だな」
と教えてくれました。
高橋愛先生
団員が「カニオさん、歌詞変えてたよね？」と気付いてたのが印象的でした。 きちんと音楽を聴いてたんだな、歌詞の違いに気付くなんて、本当によく耳も働かせてるなぁと感激しました。
杉山夏穂 長塚小3年
o gnun(オニュン)のところでみんなで一緒に歩いた時にとてもワクワク楽しい気持ちになりました！
振り付けで腕を大きく振って歌いながら歩くのは難しかったです。
家で自分で旗やお菓子を折り紙で作って練習をしたので本番でも上手く出来たと思います。
お菓子が蒔かれて拾う場面は本物のお菓子だったのでヤッター！と思いました。
オペラ出演 清水莉咲子 廿日市西高校3年
この夏、広島シティーオペラ2019の作品「パリアッチ」に児童合唱で出演させて頂きました。私にとって初めてのオペラ出演でした。児童合唱のメンバーは小学三年生以上の人が6人と大学生2人でした。
約2ヶ月間、大人の合唱の人たちやキャストの人たちとの稽古で学べる事がたくさんありました。指揮者と演出家の連携がしっかり取られていたり、大人の合唱の人たちは、私たち児童合唱よりも覚える事が多いにもかかわらず、ほとんど全てを把握しておられました。キャストの人たちは歌が上手で声が通ることはもちろんですが、演技が上手で、小道具の使い方や表情など、観客に理解されやすいように努力されていました。
夏休み前半は連日の稽古があり、猛暑だったので夏バテや熱中症になるかもしれないと思っていましたが、何とか乗り切ることが出来ました。
オペラに出演させて頂いてわかったことは、裏方、指揮者、オーケストラ、演出家、キャスト、合唱などたくさんの方々に支えられて一つの作品が出来ている事です。そのおかげで、2日間、楽しんで歌う事が出来ました。またオペラに出演する機会があれば、ぜひ参加したいと思います。
音楽園生のお母さま 小池由美さん
この度、プエリのメンバーも出演したパリアッチを鑑賞して来ました。
素晴らしかったです！
パリアッチ後半、ネッダとカニオの歌う場面は、愛憎渦巻き迫力満点。歌声でこんなに人を圧倒させる事が出来るなんて素晴らしいと思いました。ジャンニスキッキも、それぞれのキャラが立っていてすごく面白く、オペラ初心者でも楽しめました。村の子供役をしたみんな、とても可愛く、そしてキラキラの笑顔で歌う姿は、舞台にしっかり溶け込んでいてビックリしました！
練習日数が多いので、本番まで気力体力持つか最初は心配でした。
でもその心配もなんのその。練習行く度に、舞台を作り上げて行く様子にはまり、パリアッチの面白さ、素晴らしい歌声や演技にはまっていっているようでした。毎晩先生が送って下さった動画を観て、本番が近づくと、終わりたくない！と言うほど楽しんでいました。
色々な事を経験出来て、この夏の素晴らしい思い出になったと思います。
