故ルチアノ・ベルタニョリオ名誉教授
追悼ミサ

          

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エリザベト音楽大学名誉教授のイエズス会司祭ルチアノ・ベルタニョリオ師が2017年10月17日に逝去されました。ここに謹んで哀悼の意を表します。



略歴
ルチアノ・ベルタニョリオ師は1923年5月20日生まれ、本籍イタリア・ピエモンテ州ヴェルチェッリ県ボッリアーナ(現ビエッラ県ボッリアーナ)。1940年にカトリック修道会のイエズス会に入会し、1957年カトリック司祭に叙階。
1948年イタリア・ガッララーテ市アロイジアム大学哲学科卒業、1950年初来日、1958年上智大学神学部卒業、東京芸術大学聴講課程修了(オルガン実技)、1961年米国ニューヨーク市マンハッタンヴィル・カレッジ卒業(宗教音楽)、1962年同カレッジ研究科修了(パイプオルガン)。同年再来日。
1952年エリザベト音楽短期大学にイタリア語専任講師として就任。1954年より休職し、1962年9月復職。1966年同大(4年制)助教授、1967年教授。学校法人エリザベト音楽大学理事(1969年9月~1972年5月、1982年6月~1990年5月)。宗教音楽学科パイプオルガン主任、宗教音楽学科長、声楽学科声楽主任、声楽学科長を歴任。1994年4月名誉教授。
声楽においてはロドルフォ・リッチ氏、ジーノ・ベッキ氏に師事。 1963年頃からベルカント唱法について研究を深め、日本人に好ましい練習法を考案、歌唱指導に尽力した。 エリザベト音楽大学学生・卒業生を中心に組織されたカント イタリアーノの企画・指導を行い、イタリアの音楽を中心に紹介し、多くの演奏家を育成した。オペラフェスティバル実行委員会主催のオペラフェスティバルの総監督、全日本合唱コンクール全国大会審査員、日伊声楽コンコルソ審査員を務めた。


2017年10月29日(日)、世界平和記念聖堂にて、ルチアノ・ベルタニョリオ名誉教授の追悼ミサ(司式:幟町教会主任司祭 ドメニコ・ヴィタリ神父、作道宗三神父、フランシスコ・アント神父)が執り行われました。多くの方にご参列いただき誠にありがとうございました。