名誉教授 ルチアノ・ベルタニョリオ師の訃報について

          

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エリザベト音楽大学名誉教授のイエズス会司祭ルチアノ・ベルタニョリオ師が2017年10月17日に逝去されました。ここに謹んで哀悼の意を表します。



通夜:10月19日午後7時30分より
葬儀ミサ・告別式:10月20日午後1時30分より
場所:カトリック麹町聖イグナチオ教会(東京都千代田区麹町6-5-1)
喪主:カトリックイエズス会ジェリー・クスマノ神父(上石神井修道院院長)
問い合わせはイエズス会日本管区長室(℡03-3262-0282)。



2017年10月29日午後4時、エリザベト音楽大学主催により、「追悼ミサ」をカトリック幟町教会 世界平和記念聖堂(広島市中区幟町4-42)で行います。追悼ミサに際しましては、誠に勝手ではございますが、ご供花、ご供え物、お花料(お香典)はご遠慮申しあげます。ご来臨に際しましては平服にてお越しくださいますようお願い申しあげます。
問い合わせ先 エリザベト音楽大学総務部(電話:082-221-0918)

略歴
ルチアノ・ベルタニョリオ師は1923年5月20日生まれ、本籍イタリア・ピエモンテ州ヴェルチェッリ県ボッリアーナ(現ビエッラ県ボッリアーナ)。1940年にカトリック修道会のイエズス会に入会し、1957年カトリック司祭に叙階。
1948年イタリア・ガッララーテ市アロイジアム大学哲学科卒業、1950年初来日、1958年上智大学神学部卒業、東京芸術大学聴講課程修了(オルガン実技)、1961年米国ニューヨーク市マンハッタンヴィル・カレッジ卒業(宗教音楽)、1962年同カレッジ研究科修了(パイプオルガン)。同年再来日。
1952年エリザベト音楽短期大学にイタリア語専任講師として就任。1954年より休職し、1962年9月復職。1966年同大(4年制)助教授、1967年教授。学校法人エリザベト音楽大学理事(1969年9月~1972年5月、1982年6月~1990年5月)。宗教音楽学科パイプオルガン主任、宗教音楽学科長、声楽学科声楽主任、声楽学科長を歴任。1994年4月名誉教授。
声楽においてはロドルフォ・リッチ氏、ジーノ・ベッキ氏に師事。 1963年頃からベルカント唱法について研究を深め、日本人に好ましい練習法を考案、歌唱指導に尽力した。 エリザベト音楽大学学生・卒業生を中心に組織されたカント イタリアーノの企画・指導を行い、イタリアの音楽を中心に紹介し、多くの演奏家を育成した。オペラフェスティバル実行委員会主催のオペラフェスティバルの総監督、全日本合唱コンクール全国大会審査員、日伊声楽コンコルソ審査員を務めた。